ジャイロ操作のゲームプレイに影響する、肩こりと指のつかれを改善

500gのコントローラを常時持ち上げるゲーム

Splatoonや、来年発売予定の「スターフォックス ゼロ」など、ジャイロ操作を標準的に使うゲームが増えています。

この種のゲームの特徴は、常にコントローラを持ち上げた状態でプレイすること。

ボタン操作のみのゲームプレイの場合、コントローラを持った手をひざの上に置いてプレイしたりできますが、

ジャイロ操作は左右に回したり、上下に傾けたりする動作が必要なので、常に腕の力で支えます。

そして、ゲームを実際に起動して、コントローラを持ち画面に向かってもらうと分かるのですが、

ボタンやスティックの「指の操作」だけで完結するゲームより、肩のあたりに力が入るのを感じられます。

キャラクターを自由に動かすために、プレイヤー自身がコントローラを傾けて動かすのに必要な力だけでなく、

敵を見つけたら、すぐにジャイロ操作で照準を合わせる準備のための緊張もあるでしょう。

肩がこっていると、この辺りのアクションに違和感を覚えたり、だるさを感じることになって、

狙い(エイム)が乱れるなどパフォーマンスが落ちたり、ゲームを楽しみにくくなります。

WiiUゲームパッドの重さ

社長が訊く 『Wii U』Wii U GamePad篇で、

WiiUゲームパッドの重さは約500gであることが明かされています。

だいたい、500ミリペットボトルに入った飲み物と同じぐらいの重さですね。

一番最初にSplatoonなどを遊んだ時のことを思い出してほしいのですが、

コントローラの重さによって、思い通りの操作が出来ないなと感じられた方もいるかと思います。

プレイを繰り返せばすぐ体の延長のように扱えるようになりますが、機器の重さ自体は変わりません。

プレイのストレスにならないよう、身体の方をケアしてみることにしましょう。

肩甲骨をほぐすストレッチ

肩甲骨を支える筋肉は、腕を前や横に伸ばしたりするだけの単純な動きでは使われないため、こりやすいといわれています。

肩こりのメジャーな原因のようですから、肩甲骨をほぐすストレッチを覚えておき、マッチング待ちの間にでも実践してみましょう。

youtu.be

とても簡単な、腕を肩と同じ高さに上げて、前と後ろに10回ずつ回すだけのストレッチです。

曲げた肘で大きく円を描くようなイメージで動かすと、肩甲骨周りの筋肉をストレッチすることが出来ます。

参考:

allabout.co.jp

指の使い過ぎで腱鞘炎(ばね指)にならないために

Splatoonでは、ブキによって、射撃ボタン(ZRボタン)を叩く指(多くの場合、右手の中指)を酷使することがあります。

代表的なのがホクサイ・パブロ(筆)ですね。

www.nicovideo.jp

上記の動画でハデに振ってインクを飛ばしている筆が「パブロ」というブキで、

プレイヤーは筆を左右に振る動き一回ごとに、中指でゲームパッドの裏側にあるボタンを連打しています。

当然、指の曲げ伸ばしが逐一伴うので、リスクを自覚しているプレイヤーもいるようです。(上記動画のタイトルからも分かる通り…)

わたしが好きなリールガンシリーズも、ボタンを叩く回数がその次くらいに多いブキですので、ヤバいかもしれません。

あまり指を使いすぎると、腱鞘炎の一種である「ばね指」になることがあるようです。

手のひら側にある、指を曲げる働きをする筋肉が通る腱が腫れて起こる腱鞘炎のことで、以下のような症状を引き起こします。

  • 指が曲がったまま伸びなくなる
  • 指の曲げ伸ばしの際痛みを感じたり、ひっかかって「カクッ」と動く

実際に「Splatoonのやりすぎで腱鞘炎になった」という方の話は聞いたことがないので、あくまで転ばぬ先の杖としてお話ししていますが、

万が一ゲームどころではない症状が出てしまわないよう、ケアしておきましょう。

ストレッチの方法

自覚症状が出ていない段階では、こまめにストレッチしてケアすると良いようです。

指を1本ずつ、手の甲の方向へゆっくり伸ばすストレッチを、たびたびはさむと良いでしょう。

腱鞘炎かもしれない時の確認方法

指の付け根にある、少し膨らんだ部分を軽く押さえながら曲げ伸ばしをした時、

動きがぎこちなかったり、痛みを感じた時は、ばね指になりかけている可能性があるようです。

その際の処置(テーピング等)は、下記サイトを参照すると良いでしょう。

liginc.co.jp

ジャイロ操作は肩こりを誘発するか?

ゲームと肩こりの関連は、「ずっと同じ体勢でいること」が問題と言われています。

ですから、腕の運動を伴うジャイロ操作を使ったゲームの方が、かえって肩こりを引き起こしにくい可能性があります。

ただ逆に、普段のデスクワークなどで肩が凝りがちな方の場合、ボタンとスティック操作のゲーム以上に、肩こりが悪さをするので、

以下のような症状に注意してください。

  • 精密さが要求される操作(たとえば、エイム)が乱れがち
  • だるい感じがして楽しめない

ゲームプレイの前にちょっと身体をほぐす運動をすることで、プレイのパフォーマンスが上がるかもしれませんね。