意外と議論されない、Splatoonブキの使用順序と変更タイミングの合理化
いつブキを替えるか、という大問題
Splatoonには2015年11月26日現在で58種類のブキセットが存在し、
全てのプレイヤーはその中から一つないし複数の愛用ブキを選び取っています。
ブキの強弱、相性、特徴に関する議論や立ち回りの指南は数あれど、
「いつ、ブキを変えるか」「どういう順番で使っていけばよいか」ということについては議論されているのは稀であり、
これといった定石はなくプレイヤーの感覚的な判断に任されてきました。
何のブキを使うかということは、戦闘中のエキサイティングな体験に比べると、ある意味些細な事であるというのがその理由でしょう。
でも、もし時間が限られているプレイヤーであれば、上達のために一工夫打ってみることも視野に入れてみてください。
刹那的な楽しさを超えて
ブキをどういうタイミングで持ち替えるかということは、ブキに習熟する過程を決める一大事です。
とにかくやりこむというのは上達の確実な道ですが、ブキの変更順序やタイミングについて気を配ることで、
より早くゲームの理解度が上がるということはあり得るでしょう。
無論、一つのブキを繰り返し使うことが最もよい上達方法である可能性もありますが、
シューター、ローラー、チャージャーという3種のブキを中心に様々な立ち回りと戦略が混在し、
切り離して考えることが不可能な混戦が醍醐味のSplatoonですから、上達のために最適なブキの選択方法はきっと他にあるでしょう。
少なくとも、ブキの変更タイミングを工夫すれば、色々な目的が達成できそうに思います。
どんな考え方と変更法がありそうか、考察してみました。
おことわり
この記事はSplatoonの基本知識・経験にまだ抜けがある方の上達を無理なくサポートする方法を議論する目的で執筆しています。
わたし自身もウデマエはB帯止まり、かつ知らないことだらけですが、
「いかに実戦を通じて多くの戦況を読めるようになるか」のプロセスを重視して書いていますので、
もっと上手な方の役に立つ可能性もあるかとは思います。
ブキセットの3要素のうち、一つは動かさない
サブウェポン、スペシャルウェポンの種類はメインウェポンに比べて乏しいですが、
「使い方がよく分からない」というサブウェポン、スペシャルウェポンもあるのではないでしょうか。
その場合は、以下のようなブキ変更を心がけると良いかもしれません。
前者はブキのオリジナル版とマイナーチェンジ版を行き来するということであり、
後者はゲーム中の画面から探すか、サブスペシャル逆引き表を活用しておなじサブウェポン/スペシャルウェポンを持ったブキを選ぶことになります。
この方法のポイントは、3つの要素のうち一つは必ず継続して使うというルールを設けていることです。
すると、こんな効果が期待できます。
場合 | 効果 |
---|---|
サブウェポンを固定して他の要素を変える場合 | そのサブウェポンに早く習熟する |
スペシャルウェポンを固定して他の要素を変える場合 | そのスペシャルウェポンに早く習熟する |
メインウェポンを固定して他の要素を変える場合 | そのメインウェポンに早く習熟する |
この主張は、二つの仮定に基づいています。
一つは、ある要素に習熟するのは、その要素に対する様々な組み合わせを体験したほうが早いということ。
メインウェポンとしてのジェットスイーパーに慣れたいなら、
ジェットスイーパーとジェットスイーパーカスタムの両方を使いながら慣れる方が理解度が高まるという仮説です。
もう一つは、同じ要素を違う組み合わせの下で使うのは、間を空けず連続して行った方が効率が良いということ。
スプリンクラーをサブウェポンに持つブキに慣れたいなら、.96ガロンで一しきり遊んだあと、
違うサブウェポンのブキには行かずにスプラチャージャーワカメを選択した方が、
スプリンクラーの取り回しを忘れた頃に戻ってくるより効率がよいという仮説です。
すると、「ブキセットの3要素のうち、一つは動かさない」というシンプルなルールによって、
ある要素に対する複数の組み合わせを試すということと、異なる組を使う際に間を空けないということの両方が満たされて、
効率よく色々な要素に慣れていけることになります。
Webなどで要素のよい取り回しについて調べたりしてみれば、さらに効果が見込めるでしょう。
ブキ・ルール・ステージの組み合わせをたくさん経験する方法
ブキの取り回しはステージの影響を大きく受けますから、それぞれのブキに習熟したいと思った時、
とりあえず全てのステージで使ってみたいと思うのは自然な発想かと思います。
Splatoonのステージ数は2015年11月26日現在で13に及び、ルール(ナワバリバトル、ガチエリア、ガチヤグラ、ガチホコ)との掛け算で52の状況があります。
それでも、主戦ブキに関しては全てのシチュエーションを網羅することも出来るでしょうが、
全ブキについて全シチュエーションを経験するのは余程の時間がないと不可能です。
1日に4ステージを遊ぶプレイヤーを考えると、被りがなければ13日で一つのブキについて全ルール・ステージの組を経験できますが、
ステージは抽選で決まることから、実際にはもっと時間がかかります。
一番早く全ステージ・ルール・ブキの組を経験する方法は、ステージ・ルールの組を縦列、ブキを横列とした表を作り、
ステージ決定後にうまくブキを選ぶことで重複ないように埋めていくことで実現できますが、そこまでやるのはナンセンスでしょう。
以下のような方法が現実的かつ融通が利くのではないかと思います。
- ブキに対して大まかな優先順位を付けておく
- その時間帯に選べるステージのすべてをあるブキで遊んだ段階で次の順位のブキに移る
- 以下、繰り返し。平均3戦で両方のステージが遊べるので、ナワバリバトルなら1時間あればだいたい12~14種のブキ・ステージの組み合わせが試せる
- 別の日や時間帯に遊んだ際、同じステージが抽選されてしまった場合には、前回遊んだブキの次のブキから始めることで重複を防ぐ
4.で同じステージと言っているのは、「このステージ最近やったな」程度の感覚頼みで構わないと思います。
あまり厳密にルールを守らなくても、こう心がけてプレイするだけで飛躍的に多くのブキ・ステージ・ルールの組み合わせに触れることが出来るはずです。
もちろん、あまり慣れないブキでガチマッチに挑みたくないという当然の事情や、
1戦では物足りないので最低2戦したいなどの場合があるでしょうから、適切にアレンジして楽しんでみてください。
(今日のところはここまで!この記事は加筆予定です。)
おまけ - ブキ変更の仕様について
Splatoonはマッチング成立後にブキの変更をするには一度部屋を出なくてはいけないという仕様があり、
批判も多いようですが、この仕様には利点と欠点の両方があると思います。
利点
- マッチング後はプレイヤーとブキの対応が不変のため、初見の相手でも覚えやすい
- 他プレイヤーのブキ変更による待ち時間がないため、次戦への移行がスムーズ
欠点
- ブキ変更をしたい場合、一度マッチングした相手と再戦できなくなる
- ブキ変更の手数と時間的コストが大きい
当然、この仕様がある場合、プレイヤーの使用ブキは固定的になりやすくなります。
Splatoonユーザーの各ブキの上達スピードは、この仕様の影響を受けて、
得意不得意がより際立ったものになっている可能性があります。