2015年の紅白歌合戦 小林幸子×千本桜が見せた「初夢」

NHKのお膝元で、通り過ぎた狂騒(コメント) 第66回NHK紅白歌合戦を見終わって、実家のベッドで「生さだ」を見ながらこのブログを書いています。 わたしは日本の音楽シーンにも、ボーカロイド界隈にも詳しくない人間ですが、 Web発のクリエイティブが「紅白…

ジャイロ操作のゲームプレイに影響する、肩こりと指のつかれを改善

500gのコントローラを常時持ち上げるゲーム Splatoonや、来年発売予定の「スターフォックス ゼロ」など、ジャイロ操作を標準的に使うゲームが増えています。 この種のゲームの特徴は、常にコントローラを持ち上げた状態でプレイすること。 ボタン操作のみの…

Splatoonの「やられた!」に見る、リスポーン待機の設計思想

スプラシューターにやられた! Splatoonを始めたユーザーが、最初のナワバリバトルで(まず間違いなく)目にすることになるのが、 「○○にやられた!」というあのフキダシのUIです。 スプラトゥーン実況!フェス「愛VS金」.96ガロンにやられた!真ん中取られ…

クライマックスの表現技法 加速するBGMで心拍数を上げろ!

佳境、山場、最高潮を演出するもの ドラマ、小説、映画、音楽、どんな作品にも終わりがあり、終わりに向かうにつれ盛り上がりを見せて欲しいと思うのは、 時間の上に展開されるあらゆる表現の共通項と言ってもよいのではないでしょうか。 作り手もそれを知っ…

「アルキメデスの大戦」と三田紀房に学ぶ 創作で実社会を描くということ

「歴史」を漫画に描くモチベーションは何だろう? アマチュアであれば、もともと歴史が好きだったり、歴史をモチーフにした作品の二次創作でもない限り、 自分から「歴史的な出来事」を真実味を持って描こうと思い立つ人はそんなにいないのではないかなと思…

ハイカラシンカにみるシオカラーズのクリエイティブ 和とテクノの結節点

Splatoonの賑わいを象徴する「フェス」のテーマ曲 シオカラーズはSplatoonに登場するアイドルデュオであり、世界共通で4時間ごとに決定される対戦ステージの告知を行ったり、 隔週末に行われる「フェス」のスピーカーの役割をこなす、ゲーム内外で人気を誇る…

シオカライブ開催に先駆けて、シオカラーズの雑談をこっそり公開してみた

この記事は、「MATURING NOW! アオリとホタルのオフレコ集」の振り返り記事です。 未読の方、検索エンジンからいらした方は、この記事を読む前にぜひストーリーをご一読ください。 www.pixiv.net 「シオカラ節」で大ヒットのアイドルデュオ 「Splatoon」の作…

Splatoonのダイバーシティ ガチマッチとレギュラーマッチの二元論

全てのユーザーに出逢いうる場所 「Splatoon」の名前は、子どもや20代くらいの年齢層の方であれば知らない人の方が少ないという程になりました。 でも、オンラインゲームとしてのマッチング方式までご存じの方は、プレイヤーでなければ多くはないと思います…

プレイの調子が悪い日でも、ゲームを楽しむための3箇条

癒しのためのゲームで、ボコボコにされるという倒錯 とある平日、日中の活動ともろもろの雑事を手早く済ませ、 万難排して始めたゲームで、やたらとプレイの調子が悪いという日があります。 ゲームというのは一日のスケジュールの中ではレクに当たる所ですか…

「3Dクラシックス」に見る、不十分で力不足な表現媒体の今むかし

ビデオゲームが「電子のおもちゃ」だった頃 「3Dクラシックス」とは、株式会社アリカが手掛けた、過去の名作を3DSで復刻するシリーズです。 ラインナップは以下の通りです。 タイトル 発売日 エキサイトバイク 2011年6月7日 ゼビウス 2011年6月7日 アーバン…

14式竹筒銃・甲&乙のキモチよさ シューターとチャージャーの境界線上で闘え

この記事は、「L3リールガンのすすめ」に引き続く、Splatoonのブキ紹介ものです。 標題の14式竹筒銃・甲&乙を「使ったことがない」方や、 「使ってみたがしっくり来なかった」「うまく使えなかった」という方にこそ役に立つ形で紹介することをめざしていま…

Splatoon二次創作『緑チームシリーズ』に見る、ブキと人格の融合

優劣のないブキに、屈託のないキャラたちを dic.pixiv.net pixivで連載されている、Splatoonの二次創作漫画『緑チームシリーズ』を読みました。 僭越ながら、わたしなりの感想と考察を展開したく思います。 『緑チームシリーズ』のご紹介 作者であるNANAさん…

モンハンのPVから滲み出る作品テーマ「悲壮感なき、人類の生存闘争」の魅力

原始と文明が入り混じる世界で モンスターハンタークロスが2015年11月28日に発売され、初週の売り上げ本数が150万本に届く勢いだったということです。 時間的な制約のため、わたしはまだ買い控えていますが、SNS等でも盛り上がりを見せていて、 発売前後で周…

オリジナルゲームを離れた二次創作にはどんな価値があるのか、自省してみた

ゲームの体験は他の何とも似ていない Splatoonのように誰でも遊べて、しかも濃密な駆け引きが楽しめる名作が発売されたとき、 世界中のとても多くのユーザーがその遊びにのめり込み、Webには副次的な創作物がどっと溢れ出すことになります。 わたし自身はま…

Splatoonのバトル曲「Ink or Sink」が、メジャースケールらしからぬ響きを持つワケ

Squid Squadの、ひりつく勝負曲 スプラトゥーンSplatoon BGM「ink or sink」15分耐久版 - YouTube Ink or Sinkは、全部で9つあるSplatoonのバトルBGMの一つであり、 作中のバンド「Squid Squad」の代表曲とされるSplattack!に次ぐ、いわゆる「ヒット曲の次の…

攻略情報はゲームを生かすのか、殺すのか 攻略本とWebの功罪

先人の立てた道標が体験を変質させる 今や、あらゆるゲームの攻略情報やデータベースがWebで手に入る時代になりました。 情報を提供・管理するファンの方々の努力には敬意を払わずにいられないものの、 一方で「容易に手に入る情報が、ゲームそのものの体験…

意外と議論されない、Splatoonブキの使用順序と変更タイミングの合理化

いつブキを替えるか、という大問題 Splatoonには2015年11月26日現在で58種類のブキセットが存在し、 全てのプレイヤーはその中から一つないし複数の愛用ブキを選び取っています。 ブキの強弱、相性、特徴に関する議論や立ち回りの指南は数あれど、 「いつ、…

アクションゲームを一括りにするなかれ 遊ぶゲームに迷った時に役立つ指針

「挑戦」と「観賞」という二つのベクトル アクションゲームを遊んでいて、「今日は調子悪いなぁ…」という時があります。 なかなか先へ進めなかったり、アクションが決まらなかったり、頻繁に休憩したくなったり、何となく面白くなかったり。 そんな時、わた…

Bバスパークのステージデザイン スケート文化とSplatoonの親和性

あの凸凹はスケボーのためにある Bバスパークでガチエリアを一しきり楽しんだ後、わたしと同様にやってやられての激しい戦いを楽しんだはずの世界中のユーザーの声が聞きたくなって、 Twitterで「Bバスパーク」について検索をかけてみたことがあります。 す…

Hightide Era「Hooked」のインパクトは、よーいドンの銃砲として申し分なし

ツラレチャッタ魚の顛末を表現する「Hooked」 Splatoonのメインモード「ナワバリバトル」のBGMは2015年8月6日の大型アップデート以来全部で9つに増え、 それぞれ約11%という確率で抽選されるようになりました。 それ以前はSplatoon世界の架空のスター、Squid…

Splatoonの空気感は戦争よりライフル射撃に近い 「銃と日常」から生まれる空気

銃器を持った女の子の魅力 2015年のモーニング51号に、新人漫画賞「THE GATE」の一色まこと賞受賞作として『定時退社でライフルシュート!』が掲載されています。 スポーツとしてのライフル射撃を題材にした読み切り漫画です。 以前、読み切り漫画を読み飛ば…

「寝る前にゲーム」を好習慣に変える方法 ブルーライトや脳内ホルモンから考える

快眠のためのセオリーに照らしてみる 今日はゲームするか、絵でも描こうかなぁ…と日中思っていたのですが、思いの他疲れており午後8時に帰るや否やさっきまでグッスリ寝てしまいました。 普段ゲームの話題が多い当ブログなので、折角ですから今日は「ゲーム…

ルイージの年は過ぎたけれど…マリオ&ルイージRPG4、まだプレイ中

クッパ戦で詰まること、一年 2013年発売の「マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー」を未だに遊んでます。 久しぶりに引っ張り出したというのではなく、ラスダンに突入してから、たまーに思い出しては断続的にプレイしているという感じ。 なかなかク…

スプラトゥーンの食描写 海の幸、山の幸、ホントに食べて大丈夫か?

この記事は、「ハイカラシティ食探訪」の振り返り記事です。 未読の方、検索エンジンからいらした方は、この記事を読む前にぜひストーリーをご一読ください。 www.pixiv.net 第8回フェスのテーマは「山の幸 vs 海の幸」 2015年11月13日のNintendo Directで、…

高まるジャイロ操作への期待感 WiiUはスターフォックス ゼロで玉座追撃なるか?

ジャイロセンサーは、今やゲームデバイスのほとんどに搭載 ジャイロセンサーを搭載したゲームデバイスは増えています。 SONY製の据置きゲームハードではPS3から6軸センサー(3軸+ジャイロ)によるジャイロ操作を可能にし、 2009年発売の「flowery」という花…

ゲームの終着点はエンディングなのか 体験の完成を見るのはいつ?

「終わり」が明確なメディアばかりではない 多くのゲームにおいて「クリアー」とは金科玉条であり、これを目指してプレイするというのがメジャーなスタイルです。 クリアーすること、つまりエンディングを見ることで、その体験は「完成した」と感じられます…

Splatoonのイカ世界における、「ナワバリバトル流行以前」を考察したい

この記事は、「ナワバリバトル前夜談」の振り返り記事です。 未読の方、検索エンジンからいらした方は、この記事を読む前にぜひストーリーをご一読ください。 www.pixiv.net インクを撃ち合う遊びは、イカにして流行したか Splatoonに限らず、ゲームの世界で…

撃てば響くキモチよさ Splatoon異端のブキ、L3リールガンのすすめ

撃ちたくば叩け!という異質なブキ この記事では、Splatoonに登場するL3リールガンというブキについて紹介しますが、 攻略よりはむしろ、このブキを一度試してみたくなる事に重きを置いています。 「まだリールガンに触れたことが無い」「使ってみたが苦手」…

Ittle Dew(イトル・デュー)のゲームジャンルを、「押し物パズル」と命名したい

走って、押して、パズルを解く 10月31日の記事でも少し紹介しましたが、 WiiUダウンロードソフトのIttle Dew、邦題は「イトル・デューの伝説 失われた島と謎の城」をプレイしています。 パブリッシャーは和紙を使った飛び出す絵本風アドベンチャー「TENGAMI…

プレイ時間は平準化すべきなのか?「土曜だけ7時間」と「1日1時間」を比べてみた

久しぶりに、ゲームに一日費やしたあとに思うこと 今日は大学の友人を家に招いて、一日ゲームしていました。 友人はゲーマーであると同時に、4starというゲーム音楽のオーケストラコンサートで演奏者として登壇したアマチュアホルン奏者でもあり、 しっかり…