ゲームとメディア

クライマックスの表現技法 加速するBGMで心拍数を上げろ!

佳境、山場、最高潮を演出するもの ドラマ、小説、映画、音楽、どんな作品にも終わりがあり、終わりに向かうにつれ盛り上がりを見せて欲しいと思うのは、 時間の上に展開されるあらゆる表現の共通項と言ってもよいのではないでしょうか。 作り手もそれを知っ…

シオカライブ開催に先駆けて、シオカラーズの雑談をこっそり公開してみた

この記事は、「MATURING NOW! アオリとホタルのオフレコ集」の振り返り記事です。 未読の方、検索エンジンからいらした方は、この記事を読む前にぜひストーリーをご一読ください。 www.pixiv.net 「シオカラ節」で大ヒットのアイドルデュオ 「Splatoon」の作…

「3Dクラシックス」に見る、不十分で力不足な表現媒体の今むかし

ビデオゲームが「電子のおもちゃ」だった頃 「3Dクラシックス」とは、株式会社アリカが手掛けた、過去の名作を3DSで復刻するシリーズです。 ラインナップは以下の通りです。 タイトル 発売日 エキサイトバイク 2011年6月7日 ゼビウス 2011年6月7日 アーバン…

Splatoon二次創作『緑チームシリーズ』に見る、ブキと人格の融合

優劣のないブキに、屈託のないキャラたちを dic.pixiv.net pixivで連載されている、Splatoonの二次創作漫画『緑チームシリーズ』を読みました。 僭越ながら、わたしなりの感想と考察を展開したく思います。 『緑チームシリーズ』のご紹介 作者であるNANAさん…

オリジナルゲームを離れた二次創作にはどんな価値があるのか、自省してみた

ゲームの体験は他の何とも似ていない Splatoonのように誰でも遊べて、しかも濃密な駆け引きが楽しめる名作が発売されたとき、 世界中のとても多くのユーザーがその遊びにのめり込み、Webには副次的な創作物がどっと溢れ出すことになります。 わたし自身はま…

ゲームの終着点はエンディングなのか 体験の完成を見るのはいつ?

「終わり」が明確なメディアばかりではない 多くのゲームにおいて「クリアー」とは金科玉条であり、これを目指してプレイするというのがメジャーなスタイルです。 クリアーすること、つまりエンディングを見ることで、その体験は「完成した」と感じられます…

ゲームにおけるテキストの役割 かつては「華」、今は「パセリ」

ゲームにおいて、「ことば」は本質ではない 数ある芸術やメディアの中で、ことばを抜きに進行するものは少ないです。 簡単に、分類してみました。 メディア 言葉の役割 小説、詩、俳句 なくてはならない 映画、漫画、演劇、歌 ストーリー・情報・感情を伝え…